滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie観賞記

見て参りました映画「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」

 

 

 

 

宮舘涼太はこの滝沢歌舞伎ZEROの出演者の中で頭ひとつ抜けていると思う。主役を演じているかどうかは関係ない、これは「滝沢歌舞伎」で、その世界をどのシーンでも本気で確実にやってのけているのが宮舘涼太だったから。

前記事でよく解っていない新参のワタシは「歌舞伎じゃなくていい」とか言っていますがそうじゃないのね、歌舞伎の演目が重要なのではなく「かぶく」演目であることが大事なんですね。そこにジャニーさんの夢とそれを叶えようとしたタッキーの思いが詰まってる。土を耕して種を蒔き水をやって収穫し、それを繰り返して肥沃な土壌と確かな苗を作り上げて、次の世代へ繋いだタッキー。

すぱっと引退した時、タッキー潔いなぁと思ったけど、こんな「次」がいたから出来たことなんですね。でもそれは彼が作り上げたものでもある訳で、あちこちで目にした「タッキーのおきにだから」という言葉はまさにその通りなんでしょう。ただその言葉に含まれる「贔屓されている」という不平等な意味ではなく「期待にこたえた」ものに与えられる正当な配置なんですよね。努力して頑張って成長している者には、その成果を出せる場所を与えるというのは上司として当然の行動で、そこから結果を出せるかどうかが勝負になるわけですから。

 

DVDで見てた時はまだこの舞台の意味が把握できておらず、またなぜこんなに舘様に惹かれているのかも正直解らず戸惑っていたんですが、今日はっきり解りました。

宮舘涼太って多分凄い。

本人はKAT-TUNの亀梨クンが大好きらしいしジャニーズが大好きで入ったんだろうけど、きっと劇団四季でもJACでもどこでも成功した人だと思う。もしかしたらクラシックバレエとか歌舞伎でも可だったかも。

だって歌舞伎よ?照君が主役で目立ってはいるけど、その横にいる舘様の歌舞伎メイク顔めっちゃ可愛い。全然違和感なくメイクも衣装も似合ってるのよ、歌舞伎ろくに知らないけど、普通に歌舞伎役者に見える。歌舞伎役者と同等に演じているという意味ではなく、素人にはそう見えるくらいの芝居が出来ているということが凄いと。

また殺陣もね。

まず衣装が激似合う。殺陣に入る前にすでに殺陣の人。顔も姿もなりきっているというか、殺陣という演技をやりきっている、まさに殺陣演。滝沢歌舞伎が全部本気だから(一般人はジャニーズがやってる舞台、くらいの認識しかないです)本気の殺陣。少なくても舘様は照れも怖気もなく本気でその気でやっているのが伝わってきて美しいです。

フライングもそう。

DVDよりぐんとレベルアップしていて映像も美しいし素晴らしい。そしてここでも舘様は照れも怖気もなく本気でその気でやっています。

ここが、彼の人とは違うところなんじゃないかと思うんです「照れも怖気もなく本気でその気でやる」って誰でも出来ることじゃない、その素養があるからこその逸材感。

それが宮舘涼太最大の魅力なのだ。

 

 

 

もっと言いたいことはいっぱいあるんだけどももう限界です。

また明日、いや今日か。感想書きます。

おやすみなさい。