Live at Far East


Live at Far East 2007-2008 LOOKING FOR THE LOST TEARDROPS TOUR Final At 2008.1.12 NIPPON BUDOKAN [DVD]

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あまりに素晴らしくて本気で驚いています。
言葉が欲しいです、私には音楽を語る言葉が恐ろしく足らない。
今までどれくらい花を摘んで実をつまんでそこらじゅう駆け回って遊んできただろう、遊ぶだけで全く種を蒔いてこなかったそのつけが今回ってきました。
語れない、説明出来ない。この凄さを語れないなんて、私はなんて役立たずなんだろう。
こんな凄い人にめぐり会えたというのに、なぜそれを表現出来ないんだ。こんなもどかしい思いをするのは久しぶりですよ。
クハラカズユキって人は只者じゃないんですよ。見てくれが可愛いってだけで、私がこんな惚れこむ訳ないじゃないですか。でもそれが全く伝えられない(泣)
まぁでも私が頑張らなくても、プロがちゃんとやってくれているのかな。
なんたって超メジャーなバンドなんだし。
こういう人にあまり落ちないから、どうしたらいいかわかんないわ。



このライブを見て解ったのは、まずThe Birthdayの2人はthee michelle gun elephantの2人ではないと言う事です。
ミッシェルの時の、あの緊張感というか疾走感というか、いったい何に向かって突っ走っているんだろうという刹那感はバースディにはありません。
なんといえばいいのかなぁ。
私はどうしてもキュウちゃんから物を見てしまうからそう思うのかもしれないですが、あの可愛いキュウちゃんなどどこにもいないんですよね。ミッシェルでは必要だった彼のあの空気は、バースディではいらない。
キュウちゃんは今、フロント3人をしっかり支えて前に送り出す鼓動となって、貫禄すら漂わせそこにいます。もはや気品すら感じる。
凄いもんだ、人ってほんの数年でこんなに変わるものなんですね。
チバ君も別人。声は更に凄みがまして、ルックスもいい感じで枯れて、でもあの壊れかけな危さを残したまま凶気だけが薄れてきていると思います。なんたって楽しそうなんだもん。初期のミッシェル時に見せた「楽しい♪」という笑顔ではなくて、今この音楽をやっているのが心地いいという顔で唄ってる。
なので彼にミッシェルやロッソ時の刹那感を求めていれば、確かにそれは堕落にも見えるのかもしれません。若いファンはそれを嫌って失望するのかも。
でも私なんかはチバ君がこんな楽しいならいいじゃん、と思っちゃう。こんな楽しそうでカッコいいチバっちが見られるのに、なんの文句があるの?とか思っちゃいますね。
ギターのイマイさんもあちこちで色々批判されているようだけど、チバ君が好きならいいじゃんとさえ思ってしまいますよ。だってほんと楽しそうなんだもんね。私もこのギタリストはあまり好みじゃないけど、それって人それぞれだしねぇ。音が好きになれないのってもうどうしようもないでしょ?ギターってそうそう変えないだろうし、音だってそうなんでしょ?
ももう40過ぎのいい大人で、もはや自分の形も出来上がっているんでしょうから、それをどうこう言ったところでしょうがない。諦めよう(笑)いい人そうだし、何よりチバ君が彼を好きなんだからいいんだ、もう。
チバ君のグレッチはとってもいい音で大好きです。グレッチってイカスよね、ルックスも音も。持つ人を選ぶギターです。
バースディではホワイトファルコンは持たないのかな。これはなんだろう?黒いグレッチ。凄くいい音でめっちゃカッコいい。やっぱりお高いのでしょうか(笑)大人になった彼に凄くよく似合ってます。グレッチはやっぱいい男に持って貰いたいギターですもんね。
※ 追記 ※ 大画面で見たらあれは黒ではなく愛器テネシーローズでありました(^_^;) ちなみにベンジーが使ってることで?有名な「テネシアン」と「テネシーローズ」は基本的には同じグレッチ。1979年にアトキンスがグレッチとのエンドース契約を打ち切りギブソンと契約したため、名称を変更せざるを得なかったので「テネシアン」が使えず「テネシーローズ」という名前にしたのだそうです。だから「テネシアン」ってことはビンテージってことになるのかな。ホールがあったりなかったりするのもややこしい。そもそもギターの名前なんてどうでもいいことだと思うんだけど(ギター弾きじゃないし)なんか昔からここだけは調べてしまうんですよね。どこのなんてギター(またはベース)使っているのか、幾ら位なのか、どこをどういじってあるんだろう?とかね。なんでだろう?全然覚えないのになぁ。※※

ベーシストは巻き毛の可愛い少年です。打ち合わせでは敬語で、ちょっとビックリでしたが、でもそりゃそうなるかな、一回りは年下だもんね。いい経験になることでしょう、財産ですよ、こんな人達と一緒にいられるなんて。
若いけどしっかりレベルは保ててますしね。きっと凄い勢いで成長しているんだろうなぁ。ルックスもバランスよく、どこか控えめで、でも熱い。ナイス!




キュウちゃんの音をずっと聞いてきて最近解ったのは「ボーカルを支えるのはドラムなんだ」ってことです。
ドラムとボーカルってこんな近いものだったんですね。そんなこと考えた事もなかった。
キュウちゃんはどんな曲であっても、決してボーカルより前に出ることはありません。ドラムソロであってもそう感じる。いつも次のボーカルの出だしを計ってる感じ。どんなに走っててもどんなに他の楽器が前に出ていても、いつもボーカルをしっかり捕まえてボーカルに沿って叩いてる。
時にはじっと探ってる時さえあります、それが新曲だからなのか、あまりに前が走ってて押さえきれなくなっているからなのかはわかんないけど、そういう時のキュウちゃんはいたずらっ子のような目をして実に可愛い。
結局、可愛いんですが。 (((( (´・ω・`)
こんなドラマー知ってたら、やっぱ他の人じゃダメだよね>チバっち♪
だからキュウちゃん誘ったんでしょ?飲み屋でたまたま会っただなんて言ってるけど、本当は来そうな店調べてはってたんでしょ? ツンデレなんですね(笑)


武道館ではあの広いステージの真ん中に、身を寄せ合うようにこじんまりセッティングして仲良さげ。
キュウちゃんの位置が低くしてあって、まるで4人並びのように見えます。

思いっきり歌ってますね。ミッシェルのときはアドレナリン出まくりでイッちゃってる顔してましたが、バースディでは常に楽しそう。
こんな顔してライブしてるバースディが良くないはずがないです。
つまりそういうことです。