庭で金木犀が満開です。
金木犀が満開な家、というキーワードで探すとウチが見つかります。
「ベランダに朝顔というキーワードで探せば、クハラさんちが見つかるナァ」と思った途端、思い出した「風見鶏」
胸がきゅ〜〜〜〜〜んとなりました。
たぶん一番長いこと恋焦がれた人だと思う、大好きな都筑先生の短編です。
浪漫的の塊のようなお話でした。
もともとは「夜の声」という作品だったのを、後に御自分で書き直された話なんですが、前作は簡潔でポイントがはっきりしていて、書き直されたものはぐっと浪漫的。
怖いんだけどロマっていうね、飴と鞭なドS作家でした。御自分はMだったのかな、だからこそのS作品なのかも。
しばらく新作を読めなくて、ハワイででもゆっくりされているのかなぁと思っていた矢先、ワタシが台湾旅行で浮かれている時に、大好きなハワイで亡くなってしまったのでした。
今も途切れることなく、雑誌のように常に読んでいます。先生、今も大好き。お元気なうちにひと目お会いしたかったです。
- 作者: 都筑道夫
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 文庫
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東京を散歩しててベランダに朝顔を見つけても、なんら変わることなくまたベランダに朝顔を探して散歩するってロマンチックだな。
って、それは違うか。
毎日通って「あそこにキュウちゃんが住んでいるのね(ハート)」とか思いながら見上げてると、ストーカーと呼ばれてしまう時代ですし。
昭和はよかったなぁ←年寄り