い○り


とは
高校時代の恩師の言葉


クハラさんのブログをぱくってみましたが、ちなみに「○ざり」って差別用語だそうで放送禁止だそうです。
それにしても今日のブログはぐっときたな〜。ワタシも全く同じ青春を送った身。それこそしょっぱい試合の後は後練で、走って走って走らされて、ただでさえ凹んでいる女子高生は真っ青になるまで走ったもんでした。
夏の合宿では毎日生贄がおりまして、ツーマンというコートの中2人だけでやるレシーブ練習ってのがあるんですが、それを延々やらされます。大体1時間、不甲斐ないと2時間。途中記憶はなくなり、ただ延々飛んでくるボールに手を出します。ローリングっていう回転レシーブみたいなのを当時やっているんですが、それがもう延々左右に繰り広げられ、そのうち只やってるだけになり、2時間もやると立ち上がれなくなるんですね。それでもボールが来れば手を出す。そうすると監督がボールほおりながら言うんです、「お前はいざりか!」と。
ああ懐かしいような、悔しいような、おかしいような。あまじょっぱい思い出だ〜〜。
一番いざり率が高かったのが幼馴染で、今もこの話は時々しますね。バレー部集まれば絶対します。で、一番いざり率が低かったワタシは、この2マンを早く終わらせようと全クリアするため相棒と駆け回る訳ですが、その際タマ拾いをしている同期(物凄い量のボールが出るので、このタマ拾いも凄まじく、しかも技がいります。一度に6個拾うんだよ)が邪魔になるため、つい「ジャマ!」と言ってしまい、これが永遠のネタに(苦笑)
だから、ごめんって言ってるジャン。ほんとごめんよ。

ちなみに、この生贄は下手だからとかいう理由でやられるのではなく、本当の意味での生贄です。1年の時にこういう経験をすること、2年なのに1年の前でこういう姿を見せると言う事、またそれを見ること、そして最たるものはレギュラーなのにこれをやらされるということ。全部意味合いが違い、感じるものが違い、やらせる意味があるんですね。結束力ってのにも影響がある。
まぁ納得しないでもないけど、監督がどSなだけかもしれないよね。


ワタシは別に走ってはいないけど、あれがあるから乗り越えられた時期は絶対にあると思います。頑張れると言うより、ここを乗り越えれば楽になるっていうのを身をもって知ってるから、耐えられるんだと思う。自分は精神的に子供のときが最高に辛かったので、年を取るとともにどんどん楽になってきている気がします。
若いと色々辛いけど、年取るだけでそれが楽になっていったりすることもあるんですよね。なので年取ることも、そう悪い事ばかりじゃないのかも。
まぁでも、汗と一緒にいろんなものが抜けたのかもなぁ。これはサウナで出る汗じゃ抜けないものなんだと思うよ。だから若者よ、辛い時は夕日に向かって走ろうじゃないか。
いやこれも、まんざら冗談でもないんじゃないかな。
どうだろね。