明け方の夢


yukaさんと待ち合わせて水族館へ行きました。
いつもみたいに「久しぶり〜」で普通に歩いて水族館へ行って。
チケットを買うところでちょっと並んで、「どういう事になってんの?」「う〜ん、まぁ」というそこはまぁいいじゃん、な会話をして普通にチケット買って水族館への階段を登りました。
お互いyukaさんが亡くなっていることを承知で、でもまぁそこはいいか、な雰囲気でした。
「メールとか電話とかしたのは解ってた?」
「うん」

解ってたんだ。

なぜか白イルカが大きな窓の下の水面を泳いでいたのだけしっかり覚えています。
水槽じゃなかった。
だからまだ水族館の中に入った訳じゃなかったのかな。とにかく階段でした。
登りきって窓の外の水面を見てしばらくして、「じゃあ」みたいに分かれました。もうその時には目が覚めてた。yukaさんの体温の低い細い手と握手をして、なんというか少しずつ存在が薄くなっていく感じで「ああワタシ起きているな」と思って時計を見たら5時でした。
明け方の夢は正夢なんでしょう?
ああやっと会いにきてくれたと思いました。
半年もかかった。
優先順位低いなと思いました(苦笑)

寂しいです。
これが寂しいってことなんだと思います。
久しぶりに泣いたし、これ書きながら泣いてるし。
でも誰かに話すと泣くので話せない。なのでここに書きました。勿論忘れないためもあります。

歳を取るってこういうことの積み重ねだと思う。
もうこれから入手するものより手放すものの方がはるかに増えていくのだし、それで当たり前だしそれでいいんだとも思う。
上手に色んなものを手放さないとね。


朝から湿っぽくて申し訳ないけど、亡くなった友達が大好きだっていうだけのこれは良い話なのだ。
しかもワタシは別に彼女に別れも告げていないので、また会えるのだと思うしね。
また会いに来て欲しいな。
ずっと老けないのはずるいけど。
そういえばyukaさんは相変わらずスカーフを巻いておりました。
寒がりだったから次は春かな。
また会いたいです。

さぁ仕事に行きましょう。
今日は事務員さんダブルでお休みなので、ワタシ一人だ。
頑張ろう。

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