クハラ本「もろきゅう」

クハラカズユキ・エッセイ集「もろきゅう」入手。
小学生の卒業文集からスタートってのは斬新ですが
いかんせん、あちこちで書いてきたいろんなエッセイを集めただけなので、キュウちゃんが書いたんじゃなきゃ価値のないモノでした。って、そりゃそうか。知らない人のブログなんてわざわざ買ってまで読みませんよね。
もちろん本になっているくらいなので、大変読みやすくちゃんとエッセイになっています。
が。
私が読みたかったのはこれじゃないなぁ。
ミッシェル&クハラファンとしては、もうちょっと音楽の話を読みたかった。
たとえば


○○って曲を録音する時、この部分のここはこう叩いているんだけど、ライブはこう叩いてて、ここでスネアがどうたらバスドラがどうたら・・・とか。
××では、ここをこう叩くよりこう叩いた方がより☆☆だから、こうやったとか
チバ君がこう言ったからここはこうなった、とか
アベ君がこうしか弾かないから、こうなるしかなかった、とか
コウジ君が意地悪したからスネてこうなった、とか
毎回、鬼神社をどこでいれるかでもめて困るとか
コウジ君の動きがエロ過ぎて困るとか
どいつこもいつも走りすぎ!だとか


そういうワクワクするような話が読みたかったなぁ。
まぁご当人がそんな事書くはずもないわけですが。


帯の「あんがいめんどくさい人だったりします・・・」が気になります。
めんどくさいの?
チバより?
あんな究極にめんどくさそうなのが横にいるので、てっきりさっぱり楽々〜なお方かと思ってました。
というか、ミッシェルで唯一めんどくさくなさそうなんだけどなぁ。



私は迂闊にもついこないだまでこの神バンドのことを殆ど知りませんでしたが、彼らは本当に奇跡のようなバランスを持ったバンドだったんですね。
マジで神バンド。
もっと上手いバンドも有名なバンドもカッコいいバンドもいるんでしょうけど、このバランスを持ってるバンドってほかにもいるんでしょうか。
絶妙なんだよね。
まず、こんな音楽カッコよくなきゃ成り立たないでしょ。
そこに、神のように完璧なボーカルがまずセンターにいるわけですよ。
程よい背丈に美しい顔、ロックで色っぽい声とカリスマ性あふれる壊れかけの妖しいオーラ。
それを両側から支えるツインタワーは
ベースが182センチ。
手足が細く長く、細身のモッズスーツをエロく着こなし
プレイ中もずっと色気駄々漏れで客にアピールし続ける。
けしてハンサムではないんだけど、そんなことすぐどうでもよくなる危ない色気の持ち主なんですね。
ベースの位置が低く、センターに背を向けることが多い独特のスタイルがまたそそります。
あれだけ下げてあのプレイですからねー、スゴイです、全く。
でもってギターは186センチ。
常に全身真っ黒、ありえないシルエットの持ち主で
ただそこに立つだけで、見てる側はちょっと腰が砕けてしまいます。
この人もやけにエロい。
細いところがまた怖いくらいエロ。
奇跡的に笑ったりするのを見ちゃうと、もう腰砕けですよ。
この人の色気はそのストイックさと女性的な柔和さの融合の結果でしょう。
物腰柔らかでありながら、プレイは鬼。



ボーカルは壊れかけエロ。
ベースは駄々漏れエロ。
ギターは鬼エロ。



キュウちゃんはその後ろにいるわけです。
そりゃ、可愛く見えるよね(笑)


で、その一見可愛く見える小さなドラマーが
そのエロス3兄弟に負けないプレイをするんだな。
話してみれば一番男らしいし、一番まとも。
最年少にしてリーダー。
小さな巨人
よくぞ出会ってくれました。
カリスマの力ってほんと凄いわ。


バランスの上で成り立っていたバンドなので
長く続く訳もなく、解散するのも必然だったかな。
DVDでライブが残せる時代に生まれてきてくれて本当によかったと思います。
CDだけじゃ、ミッシェルの良さはわかりませんでしたね。
少なくても私は解らなかったでしょう。
よかった、知らずに終わらなくて。
世の中、知らずに死ぬ事の方が多いんだもんね。


写真がないと寂しいので貼る。



いや、エロカッコいいですわ〜。


そういえば結局キャプってるな、私(汗)
しかも。なんかこれスカパラの欣ちゃんみたいだ。